パラリンピック競技大会
国際パラリンピック委員会（International Paralympic Committee、略称：IPC)が 主催する主に身体障害者を対象とした競技大会の中で世界最高峰の大会です。4年に1度、オリンピックと同じ年に同じ場所で開催されます。ゴールボール競技は、1972年のハイデルベルク大会（西ドイツ）でエキシビジョン競技として採用され、1976年のトロントパラリンピックで正式種目（男子）になりました。 女子は、1984年のニューヨーク大会からパラリンピック種目になっています。
パラリンピック競技大会 男子メダル獲得国
| 開催年 | 開催地 | 金メダル | 銀メダル | 銅メダル |
|---|---|---|---|---|
| 1976年 | トロント | オーストリア | 西ドイツ | デンマーク |
| 1980年 | アーネム | 西ドイツ | アメリカ | オランダ |
| 1984年 | ニューヨーク | アメリカ | エジプト | ユーゴスラビア |
| 1988年 | ソウル | ユーゴスラビア | アメリカ | エジプト |
| 1992年 | バルセロナ | イタリア | フィンランド | エジプト |
| 1996年 | アトランタ | フィンランド | カナダ | スペイン |
| 2000年 | シドニー | デンマーク | リトアニア | スウェーデン |
| 2004年 | アテネ | デンマーク | スウェーデン | アメリカ |
| 2008年 | 北京 | 中国 | リトアニア | スウェーデン |
| 2012年 | ロンドン | フィンランド | ブラジル | トルコ |
| 2016年 | リオデジャネイロ | リトアニア | アメリカ | ブラジル |
| 2021年 | 東京 | ブラジル | 中国 | リトアニア |
| 2024年 | パリ | 日本 | ウクライナ | ブラジル |
パラリンピック競技大会 女子メダル獲得国
| 開催年 | 開催地 | 金メダル | 銀メダル | 銅メダル |
|---|---|---|---|---|
| 1984年 | ニューヨーク | アメリカ | カナダ | デンマーク |
| 1988年 | ソウル | デンマーク | アメリカ | カナダ |
| 1992年 | バルセロナ | フィンランド | デンマーク | カナダ |
| 1996年 | アトランタ | ドイツ | フィンランド | アメリカ |
| 2000年 | シドニー | カナダ | スペイン | スウェーデン |
| 2004年 | アテネ | カナダ | アメリカ | 日本 |
| 2008年 | 北京 | アメリカ | 中国 | デンマーク |
| 2012年 | ロンドン | 日本 | 中国 | スウェーデン |
| 2016年 | リオデジャネイロ | トルコ | 中国 | アメリカ |
| 2021年 | 東京 | トルコ | アメリカ | 日本 |
| 2024年 | パリ | トルコ | イスラエル | 中国 |
アジアパラ競技大会
アジアパラリンピック委員会（Asia Paralympic Committee、略称：APC)が 主催するアジア地域における障害者スポーツの総合大会です。パラリンピックの中間年に開催されます。2006年のクアラルンプール大会まではフェスピック（極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会：Far East and South Pacific Games Federation for the Disabled）として開催され、2010年からアジアパラ競技大会となっています。
IBSA Goalball World Championships（ゴールボール世界選手権大会）
国際視覚障害者スポーツ協会（International Blind Sports Federation 略称：IBSA）が 主催するゴールボールの世界王者を決める大会です。1978年にオーストリアのヴォックラマルクで第1回の世界選手権が開催されました。パラリンピックの合間を縫って、4年に1度開催されます。男女それぞれ16カ国が出場し、上位国がパラリンピックの出場権を獲得します。
IBSA Goalball Asia Pacific Championships（ゴールボールアジアパシフィック選手権大会）
国際視覚障害者スポーツ協会（International Blind Sports Federation 略称：IBSA）が主催するアジアパシフィック地域の大会です。ゴールボールのアジアパシフィック王者を決める大会であり、世界選手権が開催される直前のアジアパシフィック選手権大会では世界選手権の出場権をかけて、パラリンピックが開催される直前のアジアパシフィック選手権大会ではパラリンピックの出場権をかけて戦います。
ジャパンパラゴールボール競技大会
公益財団法人日本パラスポーツ協会（Japanese Para-Sports Association）と日本ゴールボール協会が共催する、国内最高峰の障害者スポーツ大会と位置付けられている大会。世界の強豪チームを招き、日本代表の国際競技力向上を目的とした国際大会になっています。世界の強豪チームのプレーを日本国内で観戦できる数少ない国際大会です。
その他の国際大会
上記のほか、各国でゴールボールの国際大会が開催されています。日本代表が出場したことのある主な国際大会は以下のとおりです。
- Goalball Ankara Cup（トルコ、アンカラ）
- Malmö Lady Intercup（スウェーデン、マルメ）
- Pajulahti Games（フィンランド、ラハティ）
- International Berlin Cup Goalball（ドイツ、ベルリン）
- Antalya International Goalball Tournament（トルコ、アンタルヤ）
- International Trakai Goalball Tournament(リトアニア､トラカイ)
など。
パラリンピックはテレビ中継もありますが、大会のなかには主催者のYouTubeチャンネルなどでライブ観戦することが可能な大会もあります。
