2024 東京都弱視教育研究会 体験授業のご報告
2025年1月18日(土)に東京都足立区足立小学校で「2024東京都弱視教育研究会の体験授業」を実施しました。
今年度も、公益財団法人日本財団パラスポーツセンターの助成金を活用し、都内の一般校で学ぶ小学生1~6年生までの弱視児童8名に加え、今年は未就学児2名も参加しました。また、11名の保護者が来校し、教職員も5名が参加し、関心の高さが伺えました。
最初にデモゲームの観戦を行い、ゴールの大きさを触ったり、全員がゴールの前に整列してオリエンテーションエリアのフロントラインに入った紐を足や手で確認しました。その後、両サイドライン間の9mでボールを投げることに挑戦しました。低学年の児童はボールの重さに戸惑っていましたが、少しずつ慣れていきました。また、保護者の方々にも投げてもらい、子どもたちと同じ体験をしてもらいました。
守備姿勢の練習では、JGBAスタッフが基本姿勢をうまく伝えることができました。
休憩後は、ゲーム形式での体験を行いました。チーム分けは、高学年(4~6年生)で2チーム、低学年(1~3年生)と未就学児で2チームを作り、保護者と教職員も4チームを編成し、子どもたちは3試合、大人は2試合を体験しました。
本事業は2年目を迎え、昨年に参加した児童に加え、盲学校に通う子どもたちの新たな参加がありました。参加した子どもたちの笑顔があふれる活動となりました。また、保護者の方々にも参加を呼びかけたことで、保護者の参加が増え、子どもたちと同じ体験を通してスポーツの楽しさや可能性を感じていただけたのではないかと思います。
子どもたちからは、「とっても楽しかった!」「守備は難しいけれど、点が取れてよかった。」「来年はもっとうまくなりたい!」などの感想がありました。また、保護者からも、「子どもと一緒にできたことが楽しく、また次回も参加したい」という感想が寄せられました。
子どもたちの声が生き生きとしており、普段の学校生活では味わえない“楽しさ”を感じることができたようです。