最終更新:2026年9月21日(月)18時 20分
2026日本ゴールボール選手権大会 男子予選大会(9月20日から22日、バタフライアリーナ所沢)の順位決定方法について、大会実行委員会の決定事項とその考え方をお知らせします。
9月21日の全試合が中止となったため、この方法が実際に適用されます。
台風第25号への対応そのものについては、日本ゴールボール選手権大会 男子予選(所沢)の台風接近に伴う開催判断についてをご覧ください。
順位決定方法のサマリ
- 後日あらためて試合を行うこと(再試合・プレーオフ)は行いません。実施できた試合の結果だけで順位を決めます
- プール内の全チームが同じ試合数になるように揃えてから判定します。そのため、実施した試合の一部が判定から除外されるチームがあります
- どの試合が外れるかは、試合数と日程だけで機械的に決まります。大会本部の判断は一切入りません
1. 順位の決め方と、今回の適用結果
決まっていることは、次の4つです。
- 実施できた試合の結果だけで順位を決定します
- プール内の全チームの試合数が等しくなるように、判定の対象とする試合を機械的に定めます
- 判定は IBSA Goalball Rules and Regulations 2025 の Regulation 50 によります。勝点、得失点差、総失点の少なさ、当該チーム間の得失点差、の順です
- それでも決まらない場合に限り、抽選を行います
判定の対象とする試合は、次の手順で定めます。
- プール内の各チームが実施できた試合数のうち、最も少ない数を N とする
- 実施できた試合のうち、採用したときにプール内の全チームの試合数がいずれも N となる組合せを、判定の対象とする
- そのような組合せが複数ある場合は、除外する試合をできるだけ早い試合から選ぶ
- そのような組合せが存在しない場合は、N を1減らして繰り返す
この手順は、本ページで初めてお知らせするものです。9月22日の試合が行われる前に公表しています。
本来であれば、大会が始まる前にお知らせしておくべきものでしたが、協会の細則にも本大会の開催要項にも中止・延期の規定がなく、今回の事態を受けて急ぎ整えることになりました。9月20日の試合を終えたあとのお知らせとなりましたことを、お詫びいたします。
9月21日が中止となったことによる結果
9月22日の全試合が実施できた場合は、次のようになります。
- Pool C 全6チームが3試合で判定します。追加で除外する試合はありません
- Pool D 全5チームが2試合で判定します。除外する試合は M5(博多MEN隊 対 チーム附属)と S5(岐阜NBS 対 順天堂大学)です
- Pool E 全5チームが2試合で判定します。除外する試合は M6(日本国土開発 対 Team JIN)と S6(IVY 対 所沢サンダース)です
M1、S1 などは、試合スケジュールに記載された試合番号です。M はメインコート、S はサブコートを表します。
全16チームについて、判定に使う試合に9月22日の試合が1つ以上含まれます。9月21日が飛んでも、9月22日は全チームの順位に影響します。
2. 判定対象の試合について
チームごとに記載します。9月22日の全試合が実施できた場合の一覧です。
9月21日(月)に開催を予定していた試合は、中止となったため実施していません。以下の「除外される試合」は、実施できた試合のうち、判定の対象としないものを指します。
Pool C 全6チームが3試合で判定します
追加で除外する試合はありません。実施した3試合が、そのまま判定の対象です。
Blaze Tsukuba
- M1 9月20日(日曜日) 10時00分 対 チーム雷
- M15 9月22日(火曜日) 11時50分 対 ゴールデンスターズ
- S17 9月22日(火曜日) 14時10分 対 スーパーモンキーズ
COMMONS
- M4 9月20日(日曜日) 13時30分 対 スーパーモンキーズ
- S15 9月22日(火曜日) 11時50分 対 チーム雷
- M17 9月22日(火曜日) 14時10分 対 Triple Search
Triple Search
- S1 9月20日(日曜日) 10時00分 対 ゴールデンスターズ
- S4 9月20日(日曜日) 13時30分 対 チーム雷
- M17 9月22日(火曜日) 14時10分 対 COMMONS
ゴールデンスターズ
- S1 9月20日(日曜日) 10時00分 対 Triple Search
- S13 9月22日(火曜日) 9時30分 対 スーパーモンキーズ
- M15 9月22日(火曜日) 11時50分 対 Blaze Tsukuba
スーパーモンキーズ
- M4 9月20日(日曜日) 13時30分 対 COMMONS
- S13 9月22日(火曜日) 9時30分 対 ゴールデンスターズ
- S17 9月22日(火曜日) 14時10分 対 Blaze Tsukuba
チーム雷
- M1 9月20日(日曜日) 10時00分 対 Blaze Tsukuba
- S4 9月20日(日曜日) 13時30分 対 Triple Search
- S15 9月22日(火曜日) 11時50分 対 COMMONS
Pool D 全5チームが2試合で判定します
除外する試合は M5・S5 の2試合です。
KYUSHU OWLS
- 判定に使う試合 S2 9月20日(日曜日) 11時10分 対 チーム附属
- 判定に使う試合 M13 9月22日(火曜日) 9時30分 対 岐阜NBS
- 除外される試合 ありません
チーム附属
- 判定に使う試合 S2 9月20日(日曜日) 11時10分 対 KYUSHU OWLS
- 判定に使う試合 S16 9月22日(火曜日) 13時00分 対 順天堂大学
- 除外される試合 M5 9月20日(日曜日) 14時40分 対 博多MEN隊
博多MEN隊
- 判定に使う試合 M2 9月20日(日曜日) 11時10分 対 岐阜NBS
- 判定に使う試合 S14 9月22日(火曜日) 10時40分 対 順天堂大学
- 除外される試合 M5 9月20日(日曜日) 14時40分 対 チーム附属
岐阜NBS
- 判定に使う試合 M2 9月20日(日曜日) 11時10分 対 博多MEN隊
- 判定に使う試合 M13 9月22日(火曜日) 9時30分 対 KYUSHU OWLS
- 除外される試合 S5 9月20日(日曜日) 14時40分 対 順天堂大学
順天堂大学
- 判定に使う試合 S14 9月22日(火曜日) 10時40分 対 博多MEN隊
- 判定に使う試合 S16 9月22日(火曜日) 13時00分 対 チーム附属
- 除外される試合 S5 9月20日(日曜日) 14時40分 対 岐阜NBS
Pool E 全5チームが2試合で判定します
除外する試合は M6・S6 の2試合です。
Be☆Starts
- 判定に使う試合 S3 9月20日(日曜日) 12時20分 対 Team JIN
- 判定に使う試合 M14 9月22日(火曜日) 10時40分 対 IVY
- 除外される試合 ありません
IVY
- 判定に使う試合 M3 9月20日(日曜日) 12時20分 対 日本国土開発
- 判定に使う試合 M14 9月22日(火曜日) 10時40分 対 Be☆Starts
- 除外される試合 S6 9月20日(日曜日) 15時50分 対 所沢サンダース
Team JIN
- 判定に使う試合 S3 9月20日(日曜日) 12時20分 対 Be☆Starts
- 判定に使う試合 M18 9月22日(火曜日) 15時20分 対 所沢サンダース
- 除外される試合 M6 9月20日(日曜日) 15時50分 対 日本国土開発
所沢サンダース
- 判定に使う試合 M16 9月22日(火曜日) 13時00分 対 日本国土開発
- 判定に使う試合 M18 9月22日(火曜日) 15時20分 対 Team JIN
- 除外される試合 S6 9月20日(日曜日) 15時50分 対 IVY
日本国土開発
- 判定に使う試合 M3 9月20日(日曜日) 12時20分 対 IVY
- 判定に使う試合 M16 9月22日(火曜日) 13時00分 対 所沢サンダース
- 除外される試合 M6 9月20日(日曜日) 15時50分 対 Team JIN
9月22日も実施できなかった場合
9月21日(月曜日)現在、9月22日は開催できる見込みです。
万一、9月22日も実施できなかった場合は、9月20日の結果のみで判定します。その場合も上記と同じ手順で機械的に判定し、あらためてお知らせします。
3. この順位決定方法にした背景
動かせない4条件
- 中止分を他の日に詰めることができません。1日に行える試合数には上限があり、IBSA Goalball Rules and Regulations 2025 の Regulation 52 は2試合、協会の開催規定等細則 5-6 は3試合以内と定めています。そのうえで、仮に3試合まで認めたとしても、Pool C は収まりません。9月22日にすでに2試合が組まれている Blaze Tsukuba、COMMONS、ゴールデンスターズ、スーパーモンキーズの4チームは、中止となった2試合を加えると1日4試合になります。選手の疲労や不意な事故を防ぐためにも、これは行えません
- 不可抗力による欠場を、棄権として扱いません。同 Regulation 51 によります
- 別日程での実施が現実的ではありません。会場・人員の確保が困難で、10月17日から23日に第5回アジアパラ競技大会、11月21日から22日に本選があります
- 中止・延期に関する規定が存在しませんでした。協会の細則にも本大会の開催要項にも規定がなく、総当たりが完成しなかった場合に順位をどう決めるかの定めもありませんでした。順位の決め方そのものは、協会の開催規定等細則 2-1 により IBSA Regulation 50 が適用されますが、Regulation 50 は総当たりが完成していることを前提としています
大会1日目も、選手・スタッフ・ボランティアなど、すべての大会関係者の安全を守るため、早い時間に会場から退出していただく必要がありました。「翌日に詰める」という手が使えないため、日程の中で取り戻すことができませんでした。
なお、協会の開催規定等細則は、2-2 で「対戦方法は大会実行委員長が最終決定をします」、2-3 で「大会毎で、申し合わせ事項及び大会規定を定めます」と定めています。今回の順位決定方法は、この定めに基づき、大会実行委員会として定めたものです。
次の5つを同時に満たす方法を採択しています
- 本選出場6チームを、大会終了後すみやかに確定させること。
本選は11月21日から22日で、2か月しかありません - 選手の皆さんが「戦って決まった」と思える形にすること。
競技の結果で決めるのであって、くじやじゃんけん、机上の計算で決めるのではありません - 大会本部の裁量をゼロにすること。
結果を見てから決め方を選べる余地を残しません - チームが自分で検算できるようにすること。
お手元のスケジュールだけで、誰でも同じ答えにたどり着けます - 説明できる形で記録を残すこと。
根拠を示せるようにします
4. 公平性について
「判定に使う試合を本部が選ぶ」という形に見えるため、ここにいちばん強いご疑問が向くと考えています。検証した結果を、数字でお示しします。
4-1 全16チームが、例外なくちょうど2試合ずつを失っています
もともと Pool C の各チームは5試合、Pool D と Pool E の各チームは4試合を戦う日程でした。
判定に使うのは Pool C が3試合、Pool D と Pool E が2試合です。
つまり、どのチームも失うのは2試合です。例外は1チームもありません。
- 9月21日に2試合が組まれていたチーム(KYUSHU OWLS、Be☆Starts)は、中止で2試合を失い、除外はありません
- 9月21日が1試合だったチームは、中止で1試合、除外で1試合を失います
- Pool C の全6チームは、9月21日に2試合ずつが組まれていたため、中止で2試合を失い、除外はありません
合計は必ず2試合で、どちらのチームも条件は同じです。
除外されたチームが、除外されなかったチームより多くを失っているわけではありません。
4-2 除外は必ず「試合」レベルで対応
1試合は2チームで1つの結果です。今回除外といっているのは、「1試合」のカード自体を除外しており、両方のチームから1試合ずつ減ります。
例)
- M5 を除外すると、博多MEN隊 と チーム附属 の両方が1試合減ります
- S5 を除外すると、岐阜NBS と 順天堂大学 の両方が1試合減ります
- M6 を除外すると、日本国土開発 と Team JIN の両方が1試合減ります
- S6 を除外すると、IVY と 所沢サンダース の両方が1試合減ります
片方の勝ちだけを消す、片方の負けだけを消すということは、構造上起こりません。
除外される4試合には、勝ったチームも負けたチームも同数だけ含まれています。
4-3 除外される4試合は、すべて9月20日の試合です
9月22日の試合は、1試合も除外されません。
これは手順の設計から出た結果です。
「除外はできるだけ早い試合から」と定めているため、9月22日の試合が判定から落ちることは、構造上ほとんど起こりません。今回は1試合も落ちていません。
4-4 9月22日の試合の重みは、もともとの日程がそのまま残っただけです
判定対象のうち9月22日の試合の数を、中止前のスケジュールの9月22日の試合数と比べました。全16チームで完全に一致します。中止も除外も、9月22日の試合には一切触れていません。
- 判定対象に9月22日の試合が2つあるチームは6チームです。
対象:Blaze Tsukuba、COMMONS、ゴールデンスターズ、スーパーモンキーズ、順天堂大学、所沢サンダース - この6チームは、もともとのスケジュールで9月22日に2試合が組まれていた6チームとなります
- このうち4チームは Pool C で、判定は3試合です
- したがって「判定に使う2試合がどちらも9月22日」になるのは、順天堂大学と所沢サンダースの2チームだけです
この2チームについては、9月20日の1試合が、判定の対象から外れます。
4-5 選択肢は、実質2通り
「本部が都合よく選んだのではないか」というご疑問に対しては、候補をすべて数えてお示しするのがいちばん早いと考えました。
試合数を揃えられる除外の組合せを、すべて列挙しました。
- Pool C 除外すべき試合数は0。候補は1通りしかなく、選ぶ余地がありません
- Pool D 除外すべき試合数は2。候補は2通りです
- Pool E 除外すべき試合数は2。候補は2通りです
Pool D の2通りは、次のとおりです。
- 採用 M5 と S5 を除外します。除外するうち最もスケジュール上遅い試合は S5(9月20日 14時40分)です。判定に9月22日の試合が残らないチームはありません
- 却下 M2 と S16 を除外します。除外するうち最も遅い試合は S16(9月22日 13時00分)です。チーム附属の判定に9月22日の試合が1つも残りません
Pool E の2通りは、次のとおりです。
- 採用 M6 と S6 を除外します。除外するうち最も遅い試合は S6(9月20日 15時50分)です。判定に9月22日の試合が残らないチームはありません
- 却下 M3 と M18 を除外します。除外するうち最も遅い試合は M18(9月22日 15時20分)です。Team JIN の判定に9月22日の試合が1つも残りません
却下した側を採ると、チーム附属 と Team JIN は、9月20日の2試合だけで順位が確定します。
9月22日にコートに立っても、自分の順位には一切影響しません。その状態をつくらないために、「除外はできるだけ早い試合から」という規則にさせていただきました。
さらに却下案は、大会最終試合である M18(Team JIN 対 所沢サンダース)を判定から外すことになります。
2通りのうち一方は明らかに不公平となってしまうことや、大会本部が結果を見て選べる余地もございません。
4-6 判定対象の日の内訳
16チームを、判定に使う試合の日の内訳で分けました。
- 9月20日が1試合、9月22日が2試合 4チーム(Blaze Tsukuba、COMMONS、ゴールデンスターズ、スーパーモンキーズ。いずれも Pool C で3試合判定)
- 9月20日が0試合、9月22日が2試合 2チーム(順天堂大学、所沢サンダース)
- 9月20日が2試合、9月22日が1試合 2チーム(Triple Search、チーム雷)
- 9月20日が1試合、9月22日が1試合 8チーム(KYUSHU OWLS、チーム附属、博多MEN隊、岐阜NBS、Be☆Starts、IVY、Team JIN、日本国土開発)
判定対象に9月22日の試合を含むチームは16チーム中16チーム、9月20日の試合を含むチームは16チーム中14チームです。
9月22日に寄っているチームが2つ、9月20日に寄っているチームが2つあります。
4-7 有利な面と不利な面の、両方があることも申し上げます
判定対象が9月22日に集まるチーム(順天堂大学、所沢サンダース)についてですが、現状以下を想定しております。
不利な面
- 早い試合で勝点を積んでおくことができません
- 最終日にすべてがかかります。心理的な負荷は大きいはずです
- 9月22日の朝に体調を崩した場合、取り返す機会がありません
有利な面
- 所沢サンダースさんの M18 は、大会の最終試合です。他のすべての結果が出揃った状態で戦えます。「あと何点差で勝てば上位2チームに入るか」が分かった状態でプレーできます
- 順天堂大学さんの S16 も、Pool D の他の試合がほぼ出揃った後です
- 中1日の休養をはさんだ状態で、2試合に集中できます
そして、この有利不利は順位の決め方から生じたものではありません。
もともとの日程から生じています。
3日間すべてが実施できていても、この2チームは9月22日に2試合でした。
4-8 逆向きのご意見も、同時に成り立ちます
Triple Search さんとチーム雷さんは、判定に使う3試合のうち2試合が初日です。
「初日の出来で大半が決まってしまう」という受け止めもありうると考えています。
まったく逆のご意見です。両方が同時に成り立つということは、規則がどちらの方向にも寄っていないということだと考えています。
規則が「後の試合を優遇する」ものであれば、前者のご意見だけが出るはずです。「前の試合を優遇する」ものであれば、後者だけが出るはずです。
両方が出るのは、規則が日付ではなく試合数だけを見ているからです。
4-9 そもそも、順位表は「いつ勝ったか」を見ません
Regulation 50 の判定順は、勝点、得失点差、総失点の少なさ、当該チーム間の得失点差です。
この4つの計算式のどこにも、試合の日付は入りません。
- 9月20日の勝利も9月22日の勝利も、勝点3で同じです
- 9月20日の 5対2 も9月22日の 5対2 も、得失点差プラス3で同じです
「最終日の勝利のほうが重い」という仕組みは、もとより存在していません。
5. 各チームの皆様でもご確認可能です
本部の計算を信じていただく必要はありません。お手元の試合スケジュールだけでご確認いただけます。
- ご自身のプールの、実施できた試合を全部書き出す
- 各チームが何試合になるかを数える
- いちばん少ないチームの試合数を N とする(Pool C は3、Pool D と Pool E は2)
- 全チームが N 試合になるように、消す試合の組合せを探す
- 組合せが2つ以上見つかったら、いちばん遅い時間の試合を消さないほうを採る
- 残った試合で勝点を集計する
この手順で、ご確認いただくことが可能です。この6つの手順のどこにも、勝敗と得点は入りません。使うのは、試合の組合せと日程だけです。
6. 他に検討した案と、採択しなかった理由について(抜粋)
19の案を検討し、18案を採りませんでした。
主な理由を記載します。
A群 試合を実施して埋める(7案)
- A-1 後日あらためて試合を行う(再試合・プレーオフ) 会場の確保が困難です。10月のアジアパラ競技大会、11月の本選と日程が重なり、調整も移動も破綻します。遠方のチームに再度の遠征負担が生じ、審判員・運営スタッフの再招集も必要になります
- A-2 大会期間内の他日に振り替える 残る9月22日に、中止となった12試合を置く枠がありません。9月22日は2コートで11試合、9時30分から16時30分までの6スロットで組んでいます。置ける試合を加えても17試合となり、2コートで9スロット、終了は19時台になります。台風通過後の帰路、遠方チームの移動、審判員と運営の体制を考えると行えません。また、1日の試合数の上限(Regulation 52 は2試合、協会の開催規定等細則 5-6 は3試合以内)を最も緩く見ても、9月22日にすでに2試合が組まれている Pool C の4チームが1日4試合となるため、収まりません
- A-3 試合時間を短縮して消化数を増やす 競技規則が定める試合時間を変えることは、大会の性格そのものを変えます。そもそも1日に行える試合数には上限があり、時間を短くしても、1日に行える試合数は増えません
- A-4 2コートを同時運用して消化数を増やす すでに2コート同時運用をしており、これ以上の並行はできません。審判員の人数が上限を決めています
- A-5 前倒しして消化する(9月21日分を9月20日に移す) 9月20日の朝の時点で、9月21日の中止はまだ確定していませんでした。加えて、9月20日は2コートで12試合、6スロットを組んでおり、9月21日の12試合を足すと24試合・12スロットとなって、1日では実施できません
- A-6 早朝開始・夜間延長で1日の枠を広げる 枠を増やしても、1日に行える試合数の上限は変わりません。視覚に障害のある選手の移動を暗い時間帯にかけることになり、安全上、採れません
- A-7 繰り上げ運用 これは一部採用しており、9月20日にも検討しメインコート・サブコートで両方試合終了時間が早まった場合、スケジュールを早くして実行することを検討しました(実際の実行はありませんでした)。ただし目的は「鉄道が乱れる前にお帰りいただくこと」であって、消化数を増やすためではありません
B群 試合をせずに結果を作る(4案)
- B-1 未実施試合を引き分け扱いとし、勝点を均等に配る 9月21日の試合数がチームによって違うため、公平になりません。Pool D は KYUSHU OWLS だけが2試合、Pool E は Be☆Starts だけが2試合で、他は1試合です。引き分け扱いにすると、この2チームにだけ勝点が多く入ります。また、得失点差が作れず、Regulation 50 の第2順位が使えなくなります。そして何より、勝点を配っても順位は動かず、実質的に何も決めていないことになります
- B-2 じゃんけん・抽選で未実施試合の勝敗を決める 競技の結果を、競技以外の方法で作ることになります。コートで戦って勝ったチームと同じ勝点3が入ります。得点も作れないため、得失点差と総失点という実績を表す指標が、創作された数字で汚染されます。IBSA ルールにも根拠がありません
- B-3 シード順・前年成績・登録順で埋める 今大会の結果ではありません。前年の成績で今年の本選出場を決めることになり、新規参加のチームも扱えません。さらに、協会の開催規定等細則 5-5 は「各予選大会については、前年度の成績は反映せず、抽選により決定します」と定めています。前年度の成績を持ち込むことは、協会自身の規定に反します
- B-4 レーティング等で得失点を推計して埋める 推計値は結果ではありません。計算式の妥当性を参加チームが検証できず、「本部の裁量がゼロ」という原則に反します
なお、抽選が正しく使える場面はあります。「未実施試合の勝敗を決める抽選」と「全指標で並んだチーム間の順位を決める抽選」は、まったく別のものです。前者は競技の放棄ですが、後者は競技を尽くしたあとの手続きで、国際的にも一般的な最終手段です。今回の規則は後者だけを採っています。
C群 実施できた試合だけで判定する(6案。うち1案を採用)
- C-1 試合数を揃えてから判定する これを採用しました 実施した試合の結果だけを使い、創作した数字が一切入りません。全チームが同じ試合数で比較され、失う試合数も等しくなります。規則で機械的に決まり、チームがお手元のスケジュールで確認できます
- C-2 揃えずに、そのままの勝点合計で判定する 試合数の少ないチームが、勝点を積む機会を失って不利になります。運営の都合による不利益を、特定のチームに負わせることになります
- C-3 1試合あたりの平均勝点で判定する 今回の規模では機能しません。2試合と3試合の平均を比べることになり、1試合の結果が平均値を0.5から1.5も動かします。得失点差・総失点をどう平均するかも決まらず、Regulation 50 の第2・第3順位が使えなくなります
- C-4 勝率(勝利数を試合数で割る)で判定する C-3 と同じ問題に加えて、引き分けの扱いが決まりません。Regulation 50 は勝点制を定めており、勝率は IBSA ルールにありません
- C-5 共通の対戦相手との試合のみで比較する 今回は共通の対戦相手がほとんど残りません。プール全体の順位表を作れず、順位は2チーム間の比較だけでは決まりません
- C-6 各チームの成績の良い順にN試合を採る 1試合は2チームで1つの結果です。一方の敗戦を落として、同じ試合のもう一方の勝利だけを残すことができません。勝ち数と負け数の合計が合わなくなり、順位表が破綻します
採用した C-1 の難点も、正直に書きます。実施した試合の結果が判定から除外される場合があり、勝った試合が数えられないチームが出ます。また、実現しない対戦が残ります(Pool C で6組、Pool D と Pool E で各5組)。
D群 順位をつけない(3案)
- D-1 プール不成立として大会を無効とする 参加チームの準備と移動を無にします。実施できた試合の結果を活かす方法がある以上、採る理由がありません。本選の6枠も埋められず、11月の本選そのものが成立しなくなります
- D-2 本選の出場枠の考え方を変える 本選まで2か月しかなく、組み合わせ、会場、日程がすでに動いています。女子予選大会との整合も取れなくなり、予選を行った意味がなくなります
- D-3 全面的に抽選で本選出場6チームを決める 実施できた試合の結果を無視することになり、競技会として成立しません
7. ご質問いただく可能性のある事項について
Q1 うちの勝った試合が除外されました。納得できません
おっしゃるとおり、勝った試合が数えられないことがあります。心苦しく思っています。
ただ、失った試合数は、どのチームも同じ2試合です。もともと Pool D と Pool E は各4試合、判定に使うのが2試合です。除外があったチームは中止で1試合・除外で1試合、除外がなかったチームは中止で2試合です。合計は必ず2で、例外は1チームもありません。
そして、除外しない場合は、試合数の少ないチームが勝点を積む機会を失って不利になります。他のチームが3試合分の勝点で競うと、2試合しか実施できていないチームは最初から追いつけません。
全チームを同じ試合数で比べるための調整です。どの試合を除外するかは、勝敗も得点も一切使わずに決まります。入力は各チームの試合数と日程だけで、本部の判断は入っていません。
Q2 どの試合を除外するかは、誰が決めたのですか
決めていません。規則が決めています。
プール内で各チームが実施できた試合数のうち、いちばん少ない数を N とし、全チームが N 試合になる組合せを探します。候補が複数あるときは、早い試合のほうから除外します。
そのうえで申し上げますと、候補はそもそもほとんどありませんでした。Pool C は1通りしかなく、選ぶ余地がありません。Pool D と Pool E は2通りです。その2通りのうち、一方を採るとチーム附属さんと Team JIN さんの判定に9月22日の試合が1つも残らなくなります。選ぶ理由は1つしかありませんでした。
この手順に使うのは、試合数と試合の日程だけです。勝敗も得点も入力しません。9月20日の結果を見て、大会本部に都合のよい組合せを選ぶということは、仕組みの上でできません。
Q3 なぜ「早い試合から除外する」のですか
3つの理由があります。
- 終盤の試合が、順位に関係のない試合になってしまうのを避けるためです。大会最終試合まで、勝敗が順位に効きます。もう一方の候補を採ると、大会最終試合の M18(Team JIN 対 所沢サンダース)が判定から外れ、順位に関係のない試合になります
- 大会後半の試合のほうが、そのチームのその大会での状態をよく表すためです
- 中止が決まった時点で順位がすでに確定している、という状態をつくらないためです。この規則のおかげで、全16チームについて、判定に使う試合に最終日の試合が1つ以上含まれます
Q4 判定対象が2試合とも最終日です。不公平ではないですか
4点、お答えします。
- 順位表は「いつ勝ったか」を見ません。「何勝したか」だけを見ます。勝点、得失点差、総失点の少なさ、当該チーム間の得失点差。この4つの計算式のどこにも、試合の日付は入りません
- その2試合は、もともと最終日に組まれていた試合です。中止によって日程が変わったわけではありません。変わったのは、9月20日の1試合が判定の対象から外れることだけです
- 除外される4試合はすべて9月20日の試合で、9月22日の試合は1試合も除外されていません。判定対象に含まれる9月22日の試合数は、全16チームについて、中止前のスケジュールとまったく同じです
- 逆向きのご意見も存在します。Triple Search さんとチーム雷さんは、判定3試合のうち2試合が初日です。逆のご意見が両方成り立つということは、規則がどちらの日にも寄っていないということだと考えています
Q5 なぜ再試合やプレーオフをしないのですか
後日あらためて試合を行うこと(再試合・プレーオフ)は行いません。
理由は3つです。会場・スタッフなどの人員の確保が困難であること。10月17日から23日に第5回アジアパラ競技大会があること。11月21日から22日に本選を控えていること。選手と関係者の日程を考えると、別日程での実施は現実的ではないと判断しました。
大会期間内での振替も行えません。残る9月22日は、2コートで11試合、9時30分から16時30分までの6スロットで組んでいます。中止となった試合のうち置けるものを加えても17試合となり、2コートで9スロット、終了は19時台になります。また、1日に行える試合数にも上限があり(IBSA Regulation 52 は2試合、協会の開催規定等細則 5-6 は3試合以内)、最も緩く見ても、9月22日にすでに2試合が組まれている4チームが1日4試合となるため、収まりません。
Q6 じゃんけんや抽選で、やらなかった試合を決めればいいのでは
競技の結果を、競技以外の方法で作ることになります。
コートで戦って勝ったチームと、じゃんけんで勝ったチームに、同じ勝点3が入ります。しかも得点を作れないため、得失点差と総失点という、実際に戦ったチームの実績を表す指標が、創作された数字で汚染されます。
本選出場がかかっている以上、採れないと判断しました。
Q7 中止分を全部引き分け扱いにすれば、公平では
真剣に検討しましたが、9月21日の試合数がチームによって違うため、今回は公平になりません。
9月21日の試合数は、Pool D では KYUSHU OWLS さんだけが2試合、他の4チームは1試合です。Pool E では Be☆Starts さんだけが2試合です。引き分け扱いにすると、この2チームにだけ勝点が多く入ります。何も決めていないのに、2チームだけが得をすることになります。
また、得失点差が作れないため、Regulation 50 の第2順位が使えなくなります。
Q8 総当たりになっていないのに、順位をつけていいのですか
実現しない対戦があることは、そのとおりです。Pool C で6組、Pool D と Pool E で各5組です。
ただ、今回の選択肢は「不完全な総当たりで順位をつける」か「順位をつけない」かの二択でした。後者を選ぶと、本選の6枠が埋まりません。
実施できた試合の結果を活かす方法がある以上、そちらを採りました。
なお、「試合を除外して条件を揃えてから順位をつける」という考え方は、IBSA の規則自身が採っています。Regulation 49.2.3 は、チーム数の異なる2つのプールを比較する際、大きいほうのプールの最下位チームが関係した試合を除外したうえで順位づけすると定めています。
Q9 プールによって判定に使う試合数が違うのは不公平では
各プールは、そのプールの中だけで上位2チームを決めます。プールをまたいで比較することはありません。
もともと Pool C は6チーム15試合、Pool D と Pool E は5チーム10試合で、構成が違います。試合数が違うのはそのためです。
なお、失う試合数は全プールで同じ2試合です。Pool C は5試合のうち3試合、Pool D と Pool E は4試合のうち2試合を使います。
Q10 除外された試合は、やった意味がなかったのですか
順位判定には使いませんが、実施した事実は消えません。結果は記録として残し、保管します。
それから、選手の皆さんにとって意味がなかったことには、決してならないと思っています。
Q11 1日中止しただけで、なぜ順位の決め方が変わるのですか
決め方そのものは変わっていません。Regulation 50(勝点、得失点差、総失点の少なさ、当該チーム間の得失点差)は、そのまま適用します。
変わったのは、Regulation 50 を「どの試合に」適用するかです。競技規則は、総当たりが完成していることを前提に書かれており、未了の場合の定めがありません。その部分だけを、協会の開催規定等細則 2-2・2-3(対戦方法は大会実行委員長が最終決定をする、大会毎に大会規定を定める)に基づき、実行委員会で補いました。
Q12 抽選になったらどうなりますか
勝点、得失点差、総失点の少なさ、当該チーム間の得失点差でも決まらない場合に限り、抽選です。
大会最終日の全日程終了後、または別途定める日に行います。立会は当該チームの代表者(もしくはその代理)、審判長、大会実行委員長です。当該チーム数と同数の封筒を用意し、代表者が1通ずつ引きます。様子を写真または動画で記録し、結果は速やかに協会公式サイトで公表します。
Pool C は最低3試合、Pool D と Pool E は最低2試合の結果で判定できますので、抽選まで至る可能性は低いと考えています。
Q13 本部の計算が正しいことを、どう確認すればよいですか
お手元の大会スケジュールだけでご確認いただけます。手順は「5. 各チームの皆様でもご確認可能です」のとおりです。
Q14 9月21日に来られなかったチームは棄権になりますか
なりません。Regulation 51 は、チームの責に帰さない事情、または主催者側の事情による場合、Technical Delegate またはその補佐の判断で、棄権の規定を適用しないことができると定めています。今回の中止は主催者側の判断によるものですので、この規定に基づき、棄権としても不戦敗としても扱いません。
8. お問い合わせ
チーム・関係者様のお問い合わせ先:
entry★jgba.or.jp
★を@に置き換えてご連絡ください。
メディアの方:
press★jgba.or.jp
★を@に置き換えてご連絡ください。
一般の方:
https://jgba.or.jp/inquiries
大会期間中は、会場の大会本部でも直接お受けします。
2026 日本ゴールボール選手権大会 男子予選大会 実行委員会 委員長 小林 尚平
