ゴールボール日本代表の愛称「オリオンJAPAN」のロゴを発表

一般社団法人日本ゴールボール協会(東京都足立区、会長:梶本美智子)は、ゴールボール日本代表の愛称である「オリオンJAPAN」のロゴを発表いたしましたので、お知らせいたします。「オリオンJAPAN」のロゴを制作・発表することで、ゴールボール日本代表の認知度の向上、世代・性別・国境・障害の種類や有無を超えてより親しみをもって応援してもらうことを目指しています。引き続き、ゴールボール日本代表への応援、よろしくお願いいたします。

左:川嶋悠太選手(男子チームキャプテン)、右:天摩由貴選手(女子チームキャプテン)

「オリオンJAPAN」ロゴのコンセプト

3つの星はオリオンベルトとコートで輝く選手たちを表現しています。カタカナとアルファベットの調和を図るために作成したオリジナルの文字は、曲線と斜体でボールが投げられ転がり弾んでいくようなリズムのある動きを表しています。また、GOALBALLと明記することで、単独でロゴを使用した場合でも競技が認知できるようになっています。さらに、視覚障害者・色覚多様性を尊重したデザインと配色にしています。 

※2022年6月6日(月)現在、「オリオンJAPAN」とロゴは商標登録申請中です。

愛称「オリオンJAPAN」について

一般公募で集まった1,395通の愛称候補の中から、ゴールボール日本代表選手の満場一致で選定された愛称です。オリオン座はどの季節でも夜空で一番探しやすい星座です。オリオン座を探す目安となる真ん中に並んだ3つの星(オリオンベルト)は、コートで輝く3人の選手を連想させます。オリオン座は7つの星で結ばれています。控え選手、監督やコーチといったスタッフ、ご家族、ファンといったさまざまな人たちとつながり、支えられて活動しているゴールボール日本代表を表現している愛称です。スポーツ分野でも主流となりつつあるジェンダー平等から男子チーム・女子チーム共通の愛称となっています。

ゴールボール日本代表選手からのメッセージ

川嶋悠太選手(男子チームキャプテン)

日頃より、ゴールボール日本代表チームに多大なるご支援とご協力を賜り感謝申し上げます。どれも素敵な愛称で選定委員の一員としては選出にとても時間がかかり、慎重かつ日本代表にふさわしい愛称を選出しました。パリ・パラリンピックでは男女ともに「オリオンJAPAN」として金メダルに輝けるようにこれからも精進して参ります。引き続き、ゴールボール日本代表への熱いご声援よろしくお願いいたします。

天摩由貴選手(女子チームキャプテン)

どのような愛称であればもっとたくさんの方々にゴールボール競技を知ってもらえるだろうか、親しみをもってもらえるだろうか、など考えながら、込められた思いも含めてご応募いただいた愛称を一つ一つ全て読ませていただきました。現在、日本代表の中で男子チームと女子チームが一緒に強化活動を行っているのは私たちゴールボール競技だけかもしれません。日々の練習を共に行う中でたくさんの刺激やアドバイスをもらいながら男女ともに金メダルを目指しています。「オリオンJAPAN」の愛称に込められている思いのように、ともに戦う選手・コーチ、支えてくださるスタッフ・家族・ファンのみなさまといったたくさんの方々とつながり、戦い、そして世界の舞台で輝けるように、今後も日々精進してまいります。

ゴールボールとは

ゴールボールは、「音の騙し合い」や「静寂の中の格闘技」とも言われ、スピード感あふれる頭脳的で激しいパラスポーツ(障害者スポーツ)です。パラリンピック競技の中では唯一、健常者が行う競技をアレンジしたものではないという独自性の高い競技です。視覚障害者のリハビリテーションとして始まったスポーツで、3人ひとチームで鈴の入ったボールを交互に投げ合い相手のゴールにボールを入れて得点を競います。それ以来、世界中でプレーされるようになり、現在では100カ国以上の国で男女が競技としてプレーしていると言われています。

ゴールボール日本代表の成績

2012年のロンドンパラリンピック競技大会でゴールボール女子日本代表が獲得した金メダルは、日本の団体競技としては夏冬通じてパラリンピック初、そして唯一の金メダルです。東京2020パラリンピック競技大会では女子が銅メダルを獲得し、アテネパラリンピック(2004年)での銅メダル、ロンドンパラリンピック(2012年)での金メダルに続き、3つ目のメダル獲得になりました。パラリンピック団体競技における3つ目のメダル獲得は日本史上初の快挙です。男子は、東京2020パラリンピック競技大会で初出場し、5位入賞を果たしています。2024年のパリ・パラリンピックでのさらなる飛躍を目指し、強化を続けています。

本件に関するお問い合わせ先

一般社団法人 日本ゴールボール協会
広報・マーケティング部
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