「2023チャレンジゴールボール北信越大会 Supported by ディ・クリエイト」(6月25日)開催報告

2023年6月25日(日)に長野県障がい者福祉センターサンアップルで、「2023チャレンジゴールボール北信越大会 Supported by ディ・クリエイト」を開催いたしました。北信越大会には、5チーム/19名が参加しました。前日準備では、サンアップル職員も研修を兼ねて手伝っていただきました。サンアップルにあるゴールポストは、1995年ごろに導入されたもので、今では珍しくなったスチール製です。なつかしく感じる方もいらっしゃると思います。

開会式では、今年度より特別協賛いただいている株式会社ディ・クリエイトの加藤様から「大会中はけがのないように」と同社のモットーである安全第一の呼びかけと、「見るのとプレーするのでは大違いだった」という自らの体験談をお話いただきました。また、全チームから「全勝宣言」という意気込みが飛び出し、笑いに包まれて和やかな雰囲気の中で大会を始めることができました。

準備体操とデモゲームの観戦に続き、基本動作体験として「ボールを投げてみる体験」と「ディフェンスの姿勢練習」を行いました。その後、両ゴール前に分かれ、協会スタッフと一緒にディフェンスのポジション確認をしました。

ミニゲーム(1ゲーム10分)は、総当たりで各チーム4試合(合計10試合)を行いました。どの試合も思った以上に接戦が多く、参加者も徐々に「見えない」という環境に慣れていく様子が感じられました。

閉会式では各チームから感想を発表してもらいました。

どんな球技なのかと興味が沸き、思い切って参加したが、とても楽しく、思い切り身体を動かし、いい汗をかいた

(サンアップルのチラシを見て個人参加した59歳の弱視の男性)

ブラインドサッカーをやってきたが、ゴールボールにもすごく興味があったので参加した。まだまだルールはわかっていないが、これからもやってみたいと改めて感じた

(新潟から参加した22歳の全盲の男性)

競技名しか知らない状況だったが、やってみてとてもおもしろく、来院される患者さんにも体験談を伝えることができそうだ

(大学眼科の先生)

これから山梨でもチームを作り、いろんな大会に参加してみたい

(山梨から参加したチーム)

大会使用球は、練習環境を整えてもらうため、山梨から参加したチームに贈呈いたしました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。なお、本大会は「香取慎吾NFTアートチャリティープロジェクト寄付金」を活用して開催いたしました。

「2023チャレンジゴールボール大会 Supported by ディ・クリエイト」は、全国で8大会を開催いたします。盲学校や視覚特別支援学校の生徒・教職員の皆さまにはぜひご参加いただきたいと思っています。高校や大学になどにも呼びかけ、ゴールボール競技を通じて、障害の有無を越えた交流の機会やスポーツ・文化活動に参加する機会を作り出していきます。

「2023チャレンジゴールボール大会 Supported by ディ・クリエイト」は、関東大会と北海道・東北大会で参加者を募集しています。ぜひご参加ください。