「2023 めざせNext ORION ゴールボールキャンプ」実施報告

10月8日(日)・9日(月・祝)の1泊2日で、「2023 めざせNext ORION ゴールボールキャンプ」を所沢市民体育館で開催しました。ゴールボールキャンプは2017年からゴールボールの普及と選手発掘を目的として継続して実施していますが、今年度は「2028年ロサンゼルスパラリンピック以降のパラリンピックへの出場が期待される選手を発掘する」という目的を明確にして実施しました。

全国の盲学校、そして社会人参加も含めて8名の参加者と4名の引率者が集まり、合同開催となった次世代・ユース合宿に参加している選手やJ-STARプロジェクト6期生も2日間共に練習し、個々の技術向上を目指しながらも和気あいあいとした雰囲気で行われました。

日本代表強化指定選手も参加し、宮食行次選手と萩原紀佳選手のパラリンピアンが「私とゴールボール」と題したトークセッションで始まり、競技デモンストレーションを通して世界レベルのプレーも参加者に間近で見てもらうことができました。

参加者はゴールボール経験も年齢もさまざまでしたが、それぞれ強い思いをもってゴールボールキャンプに参加してくれ、強化指定選手に質問するなど積極的な姿勢が印象的でした。初日はレベル別に分けての練習でしたが、2日目には混合チームで試合を実施することができました。2日間で多くのことを学び吸収してくれたと思います。

また引率の先生方からも、ベンチワークや指導方法、スタッフの動きなど学ぶことが多かったと感想をいただきました。このゴールボールキャンプでは、盲学校単位ではなかなか実施できないレベル感でのゴールボール練習を通して、パラリンピック出場という目標への第1歩となることを目指しています。次回以降も強い意志を持った少年少女の参加をお待ちしています。

なお、「2023 めざせ Next ORION ゴールボールキャンプ」は公益財団法人ノエビアグリーン財団より助成を受けて実施いたしました。