パラスポーツの発展と活性化のために韓国・忠清南道障害者体育会と協定を締結

~オーストラリア、タイに続き3カ国目の締結~

一般社団法人日本ゴールボール協会(東京都足立区、会長:梶本美智子)は、2023年2月24日(金)に韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)障害者体育会とパラスポーツの普及・発展、活性化を図り、文化や歴史に対する理解を深め、スポーツを通じた協力と友好を推進するための協定を締結いたしましたので、お知らせいたします。

ゴールボール・オーストラリア/ブラインドスポーツ・オーストラリア、タイブラインドスポーツ協会との協定に続き、3カ国目の協定となります。引き続き、アジア・パシフィック地域でのゴールボール競技のネットワーク、視覚障害者スポーツのネットワークを強化してまいります。

協定書を持つ当協会・理事 市川喬一(左)と忠清南道障害者体育会・事務局長 ビョン・ヒョンス氏(右)

団体紹介

忠清南道(チュンチョンナムド)障害者体育会

忠清南道ゴールボールチームは、実業団チームとして2019年に設立、2022年には所属選手全員が韓国代表に選抜。韓国国内の第42回全国障害者体育大会では優勝。2023年10月に開催される抗州アジアパラ競技大会で男女とも技量を十分に発揮できるよう日々トレーニングを行っています。

忠清南道障害者体育会・事務局長 ビョン・ヒョンス氏メッセージ

東京2020パラリンピックが開催された東京で協定締結ができ、ゴールボールというスポーツを超えて、選手たちの友好関係を築き、両会の関係が深まる事を大変楽しみにしております。

※ゴールボール韓国代表チームについて

ゴールボール韓国代表は、国内大会で優勝した地域チームがそのまま代表になっています。男子は忠清南道ゴールボールチームが優勝しており、ゴールボール韓国代表です。そのため、忠清南道障害者体育会との協定締結となっています。女子は男子とは異なる地域のチームが優勝し、ゴールボール韓国代表になっています。

協定締結の背景

本協定の背景には、それぞれの文化や歴史の違いを認め相互理解を深めることによる争いがない社会や共生社会の実現、アジア・パシフィック地域でのネットワーク強化、グローバル視点や国際感覚を持った選手・スタッフの育成といった当協会の理念や中長期基本計画があります。ゴールボールは第二次世界大戦で視覚に傷害を受けた傷痍軍人のリハビリテーションとして始まった競技であるため、平和に対する強い思いがあります。また、スポーツには国境がなく、さまざまな違いの壁を超える力があると信じています。スポーツ団体だからこそできる活動に取り組んでおります。

協定に基づく活動予定

本協定に基づいて、「パラスポーツ振興のための交流事業」(Exchange Programs to Promote Para Sport、「EPPPS」)を企画・開催してまいります。韓国の代表選手を招いた合同強化合宿やコーチ・指導者同士の勉強会などの国際交流を通して、アジア全体の競技力向上とゴールボール競技の普及を目指します。

お問い合わせ先

一般社団法人 日本ゴールボール協会

〒120-0005 東京都足立区綾瀬4-22-10-103
TEL 03-5849-3982
E-mail : press@jgba.or.jp

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